ウェディングDJについて

ウェディングDJとは?

ウェディングDJとはまず何なのかですが、
結婚式や二次会などのイベントにおいて、イベントのシーン(乾杯やドアオープン・ファーストバイト等)でタイミング良く音源を再生したり、イベント中つつがなくBGMとしてプレイしたり、海外式のウェディングの場合はダンスタイム中にボリュームを上げて盛り上げたりす事ができるDJの事です。

もちろんhoshizoraでもこちらのサイトより
結婚式や結婚式二次会等のウェディング・ブライダルイベントにDJを入れたいというご要望を良く伺います。

ケースとしては
・新郎新婦のどちらかが海外の方で、ダンスタイムを含む海外式のウェディングをしたい
・新郎新婦の思い入れがあり、特定のアーティストやジャンルにこだわって開催したい。
・野外でフェスの用にウェディングを行いたい
・DJを練習して自分のウェディングイベントで行いたい(コーチしてもらいたい)
のように様々です。

余談ですが海外では、「ウェディングDJ」はモバイルDJとして広く認知されており、職業として専業の方がいらっしゃるほどです。(Mobile DJ)当方参画のDJさんにも海外で1日に2回で月20件以上ほど出演しているメンバーもおります。

海外ではどんな方式なのか、日本では特殊な事なのか?
またはどんなウェディングイベントでどのようにDJが使われてるのか?

について、多くのウェディングDJのご依頼を受けてきたDJ派遣チームが事例を含めて説明したいと思います。(もし下記のような調整が大変…って方は是非ご依頼くださいw)

日本では特殊な事なの??

海外では職業にもなっていますが、実は日本でも導入されてる事例は増えつつあります。
結婚式二次会ではもちろん、披露宴でもDJが出演して音響の方面からウェディング/ブライダルイベントを盛り上げています。

東京と地方でもあまり差がなく、今までに千葉や神奈川といった東京近県はもちろん、京都や山梨、静岡、大阪、奈良といった全国各地でウェディングDJの御依頼を受けました。

また、国内での海外式のウェディングの場合でも、海外のゲストが20%~30%でもいれば日本の方も踊りにダンスタイムに参加する事もしばしばです。(過去の事例による)

つまり、ウェディングイベント自体が昔のように決まりきったスタイルではなくなり、
音源のこだわり方も昔は楽曲だけだったのが、無音のタイミングをなくしたり、その再生タイミング(サビが聞きたい!など)やDJ特有のつなぎなど、広く深いこだわり方になっているのも理由の一つです。

音響(PA)さんとの違いは?

ホテルや結婚式会場等の場所には音響さん(PAさん)がいる事もしばしば。
PAさんとDJさん(ここではウェディングDJにフォーカスして)がどう違うのかをご紹介します。

まずPAさんと大きく違うのは守備範囲です。
PA(音響)は、その空間での音のなり・音量や、マイク等の音響の、全体的な事柄について注力をしています。
またイベント空間からすると、スタッフの邪魔にならないようにバックヤードにいることが多いです。コーナー(入場やケーキ入刀など)の曲の再生タイミングは基本的には会場付きのブライダルプランナーの指示です。歓談等はいわゆるブライダルやウェディング用のフォルダを先に作ってあってあてがわれることが多いようです。

DJはイベント空間のおもて面にレイアウトされることから
ゲストやイベントの雰囲気をより近い場所で見る事で、1曲1曲のボリュームや再生タイミングにこだわってプレイする事が可能です。歓談の楽曲もその場に応じた選曲が可能です。同じ音にまつわるお仕事でも大きく役割が異なります。

DJって誰でもよい?無料の方が良い?選び方は?

大事なイベントでDJをお願いするときに、手近な知り合いに”無料”で頼むケースは確かにあるかと思います。
ただしこの場合には、成功に条件があると考えます。
・会場にDJ機材があり、音響機材にもう繋がっている。または音響について頼んだDJさんが把握している。※音量が十分に出ない事から、DJコントローラーなどの機材でない方がよいです。
・会場との調整・交渉をDJさん自身ができる。
・普段からDJさんがJPOPや洋楽POPをプレイに使用している。
・ウェディング特有の乾杯やケーキカット、ファーストバイトなどのタイミングやフォーマルな雰囲気に慣れている。
・DJが新郎新婦や会場との打合せに時間をしっかり割いてくれる。
・依頼しても今後の仲に支障がでない。

等、よほど仲良くて、そのDJさんがウェディング事例に対応でないといけないかなという印象です。これはジャンルが決められていたり、箱側からのサポートがある、クラブイベントで普通に流す事とは大きく異なります。

であれば、有料(有料ですと責任が発生するので、当日来ないなどのトラブルが避けられます。)で、自分たちが希望するジャンルができる、結婚式・二次会などでの経験がある方をセレクトされるのがよいのかなとお勧めいたします。

DJへの頼み方

DJを呼ぶにあたって気にしなければいけない事が実はあります。
大まかには
・曲/ジャンル
・会場との調整/レイアウト
・準備撤退
です。

・曲/ジャンル
まずジャンルですが、新郎新婦が好きな曲でまったく問題ありません
例えば、「〇〇というアーティストのライブで出会ったので、このアーティストだけにしぼってほしい」、「フェスが好きなので、このジャンルに絞ってほしい」、「JPOPだけがよい」です。このあたりは飽きさせないようにDJさんが頑張ってもらえる所かと思います。

ただ、曲をすべてごりごりにすべて指定するというより、入場や乾杯や退場のシーンごとの曲と、歓談の時間での大まかな方向性(アーティスト、JPOPなのか洋楽なのか、アッパーなのかチルなのか)を共有した方が良い印象です。
理由としては、実は新郎新婦が意識して音楽を聴けるのはシーンごとの曲のみで、歓談の時間は次のタイムテーブルの事の準備だったり、ゲストと交流したりで忙しかったりするためです。またご提案いただいた曲のスピードがそのタイムテーブルのシーンと違ったりする事や曲が足りなくなる事もしばしばなので、イベントでの曲リストを作られる方は、なるべく多く曲を)リストに入れるか、足りない分はDJさんにお任せするのも手です。

もう一つ大事な点としては、曲としては好きだけど
→Fワード(Fで始まる言葉、汚い言葉、罵りの言葉、罵詈雑言 ◆fuckの婉曲語)
→Nワード(英語圏で公の場で使う事がはばかられている黒人に対する差別表現と見なされる「nigger」などを暗喩する「N」で始まる英語表現の総称のことを意味する表現/黒人同士で使用する場合は兄弟のような親近感を表す表現とされています。)
→JPOPでも死ぬ・別れるのような表現
を使用するかしないかです。まったく気にされないという方もいらっしゃいますので、新郎新婦にとって最適な選択をされるのがよいかと存じます。

・会場との調整/レイアウト
また割と大事なのが会場との調整・レイアウトです。
例えば
-電源の位置、本数、定格出力
-会場の規定のボリュームの確認。
-DJブースからのケーブルの長さ(電源以外にも音響ケーブルを複数持っていないと対応できません)
-会場を歩く導線とケーブルのかぶりの対応(女性ゲストや新婦が裾の長い衣装を着ているのでケアが必要)
-当日のタイムテーブルについての共有

など間にはいって共有しなければならない事が多いので
DJさんが会場と話せるか、または新郎新婦側でその作業を引き取るかは折り合いをつけておく方がよいでしょう。

特にレイアウトに関しては、以下の図のように、DJさんを新郎新婦からみて右か左の位置に置いてあげるのがおすすめです。よくホテルや結婚式会場さんでは、PAさんと同じ目立たない立ち位置を紹介されます。しかし目立つ場所に立っても違和感がなく、そして現場にいる事で会場での雰囲気や動きが見れるというDJの最大の利点は活かしたレイアウトをお勧めします。

・準備撤退
以外と見過ごしがちでトラブルになる場合もあるのが、準備撤退です。
例えばイベント前30分しか準備時間が取れない、イベント終了後撤退をすぐにしなければならない等の情報をDJさんと共有するのは大事です。会場側も営利で運営していますので、時間を優先的に回す事が出来ない場合もあります。

タイムテーブル

DJに依頼をしていくにあたって楽曲を再生するタイミングは重要になります。

例えばオープニングで
暗転→プロフィール映像を流し→動画が終わった所で指定の再生箇所から曲の再生開始
という流れがあるかと存じます。
いつ・どのタイミングで・何をするから・この曲を・この再生箇所で
という詳細を共有しましょう。

曲を再生するというのは意外とドキドキするもので、一般の方だと曲を選んで再生箇所までシークバーをずらして…とやってる間にそのタイミングが来てしまって。なんてこともしばしば。細かくどんな形で曲を再生したいのか、DJさんには表に流れをしっかり記載してシェアしていただくとよいかと思います。
※ざっくりとしたタイムテーブルの例

また楽曲の共有方法は、最近だとスポティファイなどリスト機能を利用してるかたも多いです。メジャーな曲等はDJさんも保持している事が多いかと思います。

まとめ

まとめると、ブライダル・ウェディングでのDJさんの登用にはクラブ等のイベントに比べて、多くの調整しなければならない事があるという事です。

個人的には
・ウェディングプランナー等の頼れる方
・ディレクター等が同席・打合せをしてくれる事務所
・知識や交渉力があり本当に信頼ができるDJ(当日来ない等のトラブル回避)
にギャランティを払って責任をもって対応いただくのがベストだとは思います。

専門用語等はなるべく避けて書いたのですが、少しでもDJを導入する際の参考になれば幸いです。

 

もし大変なら…

ウェディング・ブライダルイベントの新郎新婦様は、おそらく当日一生で一番写真を撮られ、衣装を着、当日までも開場やプランナーなどと打合せを一番する、とてもご多忙な時期だと思います。

もし上記のような調整が大変だという方は、それほど高価にはなりませんので、数多くの経験と人材、ディレクターや機材を持つ私たちにご依頼いただいたら幸いです。

hoshizoraでは、
DJ単体の依頼はもちろん、ディレクターがDJ、イベントの内容、そして音響や映像の諸々の庶務を引き受けて、機材も含めて、DJと音響や映像を別々業者に頼むよりお安くご提供しております。

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